経済産業省は、全国の経済産業局長による地域景気動向報告をもとにした「6月の地域経済産業調査」を発表したが、全国10地域のうち前回(2月)より景気判断を下方修正した地域が4地域あったことが分かった。関東・東海・北陸の3地域で、「改善」から「緩やかに改善」と下方修正するとともに、北海道が「緩やかに改善」から「おおむね横ばい」と下方修正。いずれの地域でも、大手企業の積極的な採用活動のもとで、中小企業の人手不足が深刻で、需要増や納期への対応が機能不全をきたしていることが散見されると指摘した。また、関東や東海では原油高圧力が企業収益を押し下げていると指摘した。 |