内閣府は1-3月期の国内総生産(GDP)成長率は実質で0.6%、年率換算で2.4%になったと発表した。9・四半期連続のプラス成長となる。1-3月期は、前期まで好調だった設備投資が前期比0.9%減となったものの、暖冬により春物衣料が売れ、外食も売上を伸ばすなど個人消費が0.9%増となった。さらに、中国やインドなどのアジア向け輸出が堅調だったことがプラス成長を支えた。しかし、今後については、米国景気減速による輸出の陰りが見られることや、定率減税廃止や個人住民税負担増などによる個人消費の減速が伺え、プラス成長を持続するうえでは、設備投資が持ち直すかどうかが焦点とみるエコノミストが多い。 |