環境省が発表した2005年度の一般廃棄物の排出・処理量によると、総排出量は前年度比1.2%減少の5273万トンであることがわかった。東京ドーム約142杯分に相当する。この排出量のうち、資源として再利用したゴミの資源化量は初めて1千万トンを超えて1002万トンに達した。リサイクル率は19%に達し、プラスチック包装を原料とした固形燃料などの利用が進んだ。同省では、「消費者がモノを長く使うようになっているのではないか」とみているが、資源化量の増大を考慮すると分別収集などの環境学習効果も大きいものとみられる。最終処分場の残余年数はわずかに伸びて14.8年となった。 |