雇用保険制度の失業手当を3年間で複数回受給したことのある人が19万5千人いることがわかった。2003年1月から2005年12月までの3年間で失業手当を受け始めた人約573万人を対象に調査したもので、複数回受給した人が受給者全体の3.4%の19万5千人。複数回受給した中では「2回」が9割以上と圧倒的に多い。複数受給した人のうち、20歳代が約36%を占めており、失業手当を目当てにして短期間で就職と転職を繰り返す若者が多いといえる。同省では、短期間で複数回受給する人への制限を行うなどの対策を検討する方針だ。 |