警察庁は、駐車違反取締りの民間委託によって、渋滞緩和や燃料節約などで、経済効果が年間約1810億円に上るとの試算を発表した。東京23区と14政令指定都市の主要幹線道路約2200キロを対象に、交通の円滑化が生み出した経済効果を同庁が試算したもの。運転時の時間が平均10%減少し、運転者と同乗者の1.3人の平均時給額から算出した年間経済効果は約1720億円で、ガソリンの節約効果は年間約90億円としている。また、渋滞緩和による運転時間の短縮で、車が排出する二酸化炭素(CO2)は年間約15万2千トンの削減効果もあると指摘している。 |