ソニーなどの家電大手5社は、インターネットに接続する規格を統一した高機能の『ネットテレビ』を来年度中に発売する。ネットテレビは、高速大容量(ブロードバンド)通信網にテレビのリモコンボタン一つでアクセスし、動画配信サービスや情報の検索、さらにはチケット予約までも可能になる。このため、パソコン操作が苦手なお年寄りや子供が利用しやすくなる。大手5社は、来春まで規格を統一し、2007年度中には発売を計画、地デジ移行の2011年まで国内の販売台数を1千万-2千万台と見込んでいる。気になる価格帯だが、既存の薄型テレビ価格よりやや割高な程度で済む見通し。基本ソフトは「ウィンドウズ」ではなく、家電専用の「リナックス」を使用することで、ウィルス感染による誤動作リスクを少なくする考えだ。 |