厚生労働省の2005年度労働時間等総合実態調査によると、05年4月1日時点での年間平均残業時間は、1人あたり136時間33分であることがわかった。調査は、約1万2千事業所を選定し、労働基準監督官が訪問によって調査したもの。残業時間が労働基準法の上限である年間360時間を超える事業所は、前回調査(2002年度)より0.3ポイント増加の7.3%に達していた。企業が人員整理などの合理化を進めた結果、従業員1人当たりの仕事量が増え労働時間が長くなったことを浮き彫りにしている。1千時間を超えた事業所もあり、上限を超えた事業所には『実態を見て指導監督する』方針(労働基準局)だ。 |