内閣府が実施した「薬物乱用対策に関する世論調査」によると、麻薬や覚せい剤に絡む犯罪の悪化原因(複数回答)で、「繁華街やインターネットでの容易な入手」が79.3%と最も多く、前回調査よりも10.2ポイント上昇し、身近な入手経路を指摘していることが分かった。次いで、「薬物の密輸入増加」(57.3%)、「乱用薬物の多様化」(48.4%)と続いている。また、薬物乱用の認識で、95.7%が「どのような理由でも絶対にいけない」と回答したものの、「個人の自由」とする考えも2.2%あった。この「個人の自由」を挙げた人を年代別にみると、15-19歳で8.1%、20代で7.1%となっており、若年層の薬物使用への抵抗感の少なさが際立っている。 |