日銀の生活意識に関するアンケート調査によると、「1年前に比べて物価が上がっている」と感じている人は29.4%に達していることが分かった。また、どの程度物価が上がったかを数値で尋ねると、平均1.2%で、消費者物価指数の上昇率0.5%以上に物価が上昇していると感じていることが読み取れる。さらに、現在の景況感(DI)については、1年前に比べて「良くなっている」から「悪くなっている」を差し引いた値は6.1となり、前回から8.3ポイント改善し、96年3月以降初めてプラスとなり、景気改善の実感を表すものとなった。 |