寒波襲来により、『暖』を求めたりする冬物需要による消費の動きが活発化してきている。イトーヨーカ堂ではオイルヒーターなどの暖房器具売上が前年比8割増、西友では加湿器が2倍の売れ行き。防寒衣料では発熱素材を使用した下着は「品薄状態」、野菜は葉物野菜が上昇。ドラッグストアでは、マスクやハンドクリームが売れ、大丸の紳士服売り場では手袋が前年の2倍。苗場プリンスホテルのスキー予約は昨シーズンを1万室上回る状態。第一生命経済研究所によると、冬の気温が摂氏1度下がるごとに消費は1700億円押し上げると試算している。灯油高値事情も加わり、寒波が景気を刺激する格好となっている。 |