日本経済新聞社がまとめによると、2006年3月期の連結経常利益は前期比4.9%増の25兆4170億円となる見通しで、3期連続で最高を更新することが確実となった。原油や鉄鋼などといった資源高に加えて、回復傾向にある内需や為替の円安が寄与しているものと見られ、商社や鉄鋼、自動車などの主要産業で増益基調が続いている。上場企業の3割に当たる410社が最高益に達する見込み。3期連続最高益は、バブル期の1988年-91年3月期以来となる。ただ、下期に向けては、外需の不透明感や円安修正の動きを警戒する企業も少なくない。 |