内閣府が発表した10月の景気動向指数によると、一致指数は88.9%となり、景気判断の境目となる50%を3ヶ月連続して上回るものとなった。景気動向の一致指数は、景気に敏感な鉱工業生産などの11の指数を選び、3ヶ月前との比較の下に、改善・上昇した指数が全体のうちどれだけを占めたかを表すもので、50%超であれば、景気は『上向き』と判断され、今回の88.9%の指数は、大幅な景気回復を示したことになる。とくに、指数のうち大口電力の使用量・中小企業の売上高・有効求人倍率の3つの指数は今回の景気拡張局面での最高値になり、企業部門から家計部門にまで波及していることが分かった。 |