トヨタ自動車や東芝が出資するモバイル放送は、気象庁と共同で、地震や津波速報を携帯電話やカーナビゲーションに送信する仕組みを構築し、06年度の本格稼動を目指している。「あなたがいる場所に30秒後に震度4の揺れが来ます」といった警告メッセージが送信されるもの。地震時に発生する小さな微動(P波)を捉え、その後に破壊力のある大きな揺れ(S波)を速報し、携帯などの端末機で受信する仕組みとなっている。この「緊急地震速報システム」は試験運用中で、本年8月16日の宮城県沖地震に際して、東京では約1分前に震度情報が届いた。 |