今年も世界各地で異常気象が相次ぎ、穀物や原油にも影を落とし、経済へのダメージが懸念され始めた。米国では、中西部で6年連続となる干ばつの恐れが浮上し、特にイリノイ州では穀物は20年ぶりの深刻な干ばつに見舞われる恐れがあり、大豆、トウモロコシ、小麦などの収穫量減少がささやかれ始めた。また、メキシコ湾などの米南東部は暴風雨が平年より増える予想で、海底油田や製油所の操業に支障が出ることでの原油高が懸念されている。その他、欧州での猛暑、中国での豪雨水害も出ており、異常気象が経済に影響を及ぼすことが世界規模で懸念され出している。 |