厚生労働省と文部科学省の調査差によると、今春卒業予定の大卒の就職内定率は前年比0.7ポイント上昇し74.3%、高卒は6.3ポイント増の67.7%とそれぞれ改善傾向が見られている。しかし、地域間格差が顕著で、大卒では、中国・四国・中部では平均で前年比4.3ポイント増加が見られるものの、東北・北海道では4.9ポイント減となっている。厚労省は「業績回復と団塊世代の定年退職期を迎え若年者雇用に積極的な姿勢が見えるものの、大都市と地方との格差や、企業が求める能力を重視した厳選した採用傾向がある」としている。 |