厚生労働省と文部科学省の調査によると、来春卒業予定の就職内定率は、10月1日現在、大学生で61.3%(前年同期比1.8ポイント増)、高校生で38.9%(同4.4ポイント増)で、それぞれ改善が見られたものの、大卒内定率は過去最低だった昨年に次ぐ過去2番目の低水準で、依然として厳しい状況にある。大卒内定率を地域別にみると、近畿が65.6%(前年同期比3.8ポイント増)、中部が60.3%(2.8ポイント増)で上昇が目立つ反面、北海道・東北は55.5%(2.0%減)、九州が49.0%(1.9ポイント減)と落ち込み、地域間格差が広がった。 |