社会保険庁によると、2003年度に、国民年金保険料が未納まま時効となり徴収できなくなった金額は過去最高額の8475億円になったと発表した。厚生年金と違って、保険料を自主的に納付するため、未納が起きやすく、請求を受けずに2年間未納状態だと時効となり、社会保険庁は徴収できなくなる。また、加入者自身もさかのぼって納め直すことが出来ないため、先の国会でさかのぼって納付できる期間を2年から5年に延ばす法案が提出されてはいるが、継続審議のままの状態。このままだと、年を追うごとに未納による時効額は増えるとみられている。 |