厚生労働省は、介護保険料の急激な上昇を抑制するため、症状の悪化を防ぐ介護予防サービスを新たに導入するとともに、現在その殆どを保険で給付している老人ホームなどの居住費と食費を施設入所者から全額徴収する、という見直し案をまとめた。給付費は現在の年5兆5千億円から2012-14年度には年10兆6千億円まで膨らみ、3年ごとに改定する保険料も2006年の4300円から2012年には6千円弱になると試算され、保険料の圧縮が議論されてきていた。施設入所者の負担は現行の2万8千円から3万円増加の5万8千円程度になる見込み。 |