厚生労働省研究班の大規模疫学調査によると、日本人男性は、やせているほどがんになりやすいとの結果を発表した。同研究班は、40-60代男女約9万人を1990年から約10年にわたって、ガンの発生率と死亡率と体格指数(BMI……体重(キロ)を身長(メートル)の2乗で割ったもの)との関係を追跡調査したもの。
これによると、標準BMIは22で、25以上が肥満とされ、BMIが21-29.9の男性ではがんの発生率はほとんどかわらなかったが、やせているとされる21未満で増加傾向が顕著だった。23-24.9の人と発生率を比較すると、19-20.9の人は14%、14-18.9の人は29%それぞれがんの発生率が高かった。やせすぎに注意するよう、同研究班では呼びかけている。
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