文部科学省の調査によると、公立の小中高校でパソコンを使って授業をできる教員の割合は60.3%であることがわかった。教育用ソフトやプロジェクターを活用できるコンピューターで授業ができるのは、小学校教員で72.7%、中学で53.8%、高校で46.1%となっている。政府のIT戦略本部も今年6月に、2005年度末まですべての公立学校教員がパソコンを使って授業ができるように目標を立てているが、達成は困難との見方が強い。また、調査では、公立学校の校内LAN(情報通信網)の整備率は今年3月で37.2%に過ぎず、整備の遅れも指摘されている。 |