独立行政法人・栄養研究所は、ダイエット効果があるとマスコミで紹介され、健康食品としてブームになっている「にがり」について、ダイエット効果の確実な根拠がなく、取り過ぎは健康を害すると注意を呼び掛けている。「にがりは」、濃縮した海水から塩を除いた後の残留物で、主成分は塩化マグネシウム。塩化マグネシウムは医薬品では下剤に用いられ、過剰に摂取すると下痢を引き起こしたり、また、ビタミン、ミネラルの吸収を妨げることもあり、健康被害の恐れもあるとして注意を呼び掛ける。
同研究所では、ホームページで健康食品の原材料約100種類の効果・安全性のデータベースを公開している。
http://www.nih.go.jp/eiken/
|