日銀は、9月の企業の景況を示す業況判断指数(DI)が全規模の製造業でマイナス11、非製造業でマイナス16となり、6月の前回調査より6-8ポイント低下したと発表した。企業規模を問わず悪化しており、とくに、大企業製造業は前回調査より8ポイント低下のマイナス3となり、5年3ヵ月ぶりにマイナスに転じた。金融危機を背景に、海外の経済・景気が減速し、輸出企業の鈍化が背景にある。企業の業況判断指数(DI)は、景況感が「良い」とする企業の割合から、「悪い」とする企業の割合を差し引いたもので、先行き見通しについても、全規模の製造業でマイナス16、非製造業でマイナス22となっており、先行きに対する悪化予測をする企業の割合が増え、今後一段の景気後退が色濃くなっている。 |