文部科学省の調査によると、2003年度に都道府県や政令指定都市から「指導力不足」と認定された教員は過去最多の481人、率にして前年度比66%増となったことが分かった。認定数は神奈川県が41人と最多で、香川県(28人)、広島県(25人)と続く。指導力不足教員は改善のため研修を受けるが、研修を受けているのは298人、指導力不足を理由に依願退職したのは88人などとなっている。また、校長などの管理職者が一般教員に希望して降任したのは、教頭から一般教員が多く、66人にものぼっている。
同省では、「人事管理システムが機能すれば指導力不足教員の認定数は今後一段と増える」とみている。
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