総務省の調査によると、2017年度のふるさと納税での寄付獲得額から減収額を差し引いた損得を都道府県別にみると、寄付額が減収額を上回る、いわゆる黒字自治体は35道県に上ることが分かった。減収額が上回る赤字は東京や愛知など都市部を中心とした12都府県だった。減収額が最大だったのは東京都(646億円)で、神奈川県(257億円)、大阪府(212億円)が続き、都市部から地方へ税収が移転している実態が浮き彫りとなった。2017年度のふるさと納税での寄付総額は過去最多の3653億円で、5年連続で増加している。 |