人事院が今春研修を受けた新人公務員を対象としたアンケート結果によると、「定年まで在職したい」と答えたのは前年比8.3ポイント減の46.2%にとどまったことが分かった。同院の担当者は、「民間企業の中途採用増が主因」と分析しつつも、財務省の文書改ざんなどの一連の不祥事に関しては「影響がないとはいえない」としている。また、業務の魅力向上や多様な人材の獲得に有効な取り組みを尋ねたところ(複数回答)、「超過勤務や深夜勤務の削減」が最多の60.6%で、「フレックスタイム制など働き方改革の推進」(36.1%)が続いた。 |