世界の経営学者が実施したグローバル・アントレプレナーシップ・モニター調査によると、2015年時点での日本のシニア(55~64歳)起業家は約63万人となり、10年前の37万人から7割超の増加になっていることが分かった。日本でのシニア起業が急増した背景には、少子化でシニア労働力に期待が高まっていることに加え、年金受給開始年齢の引き上げに不安を抱き始めたことが挙げられている。先進国(26カ国)の中でシニア人口に占める平均起業率は4.6%となっているが、日本は4.0%にとどまっているが、今後の増加が見込まれている。 |