労働者健康福祉機構のまとめによると、全国の19カ所の労災病院で実施している「勤労者 心の電話相談」の2011年度の相談件数が過去最多の2万9209件に上ることが明らかになった。年代別では、40代(22.7%)が最も多く、30代(18.8%)、50代(10.2%)が続いた。相談内容では、「上司との人間関係」が最多で、「同僚との人間関係」、「その他の人間関係」の順だった。同機構では、「景気悪化などで企業環境を取り巻く環境が厳しくなり、職場の雰囲気も悪くなっているのではないか」と増加の背景を分析している。 |