厚生労働省所管の独立行政法人労働政策研究・研修機構が全国の従業員100人以上の企業と労働者を対象にした調査で、企業の75.8%が政府の推進する会社員の副業・兼業を認める「予定はない」と答えていることが分かった。副業・兼業を認めない企業の82.7%が「過重労働で本業に支障を来す」ことを理由に挙げ、抵抗感が強いことを浮き彫りにした。一方、労働者は副業・兼業を「新しく始めたい」(23.2%)、「機会・時間を増やしたい」(13.8%)とする前向きな人は半数以下にとどまり、「するつもりはない」(56.1%)だった。 |