国立社会保障・人口問題研究所の発表によると、2016年度の医療や介護・年金などの公的サービスに充てる社会保障給付費は総額で116兆9027億円となり、過去最高を更新したことが分かった。社会保障給付は税金や保険料で賄われて、利用者の自己負担は含まれておらず、1人当たりの給付額は前年度から1万3千円増の92万1千円となった。内訳をみると、年金が54兆3770億円で最も多く、全体の46.5%と半分近くを占めた。次いで、医療が38兆3965億円、介護や子育て支援などの福祉その他が24兆1291億円だった。 |