日銀の試算によると、2019年10月に消費税率が8%から10%に引き上げられ、1年間を通じて影響が表れる2020年度と2018年度を比較した場合、家計負担は増税前よりも2兆2千億円増えることが明らかになった。家計負担の影響は過去2回行われた税率引き上げ時の4分の1程度の規模であると予測している。しかし、社会保険料の負担増が考慮されていないことから、影響は試算よりも大きくなると見る向きがある。また、エコノミストは「消費税増税で購買力が落ち込み、日銀が目指す物価上昇に水を差す」との指摘する向きもある。 |