政府、与党がまとめた「ふるさと納税制度」の見直し案によると、「調達費が寄付額の30%以下の地場産品」という基準を順守した自治体を総務省が指定対象とすることが分かった。過度な返礼品の規制が目的で、指定されなかった自治体への寄付については、来年6月1日から税優遇を受けられないことになる。2019年度税制大綱に盛り込まれる方針で、来年の通常国会に地方税法改正案として提出される。調達費が30%以下という総務省の基準を順守していない自治体は11月時点で91自治体あるが、順次、基準に適合するよう見直すことになりそうだ。 |