総務省が自治体から出資や財政支援を受けている第3セクターや公社、地方独立行政法人の経営状況を調査したところ、2016年3月末時点での経常収支が黒字となっていたのは、全体の64.5%に上っていることが分かった。業務分野ごとに黒字法人の割合が高かったのは、「情報処理」の90.6%で、「住宅・都市サービス」の76.7%、「観光・レジャー」の68.4%が続いている。総務省では「不採算性のある事業の整理が進んでいる」と見ているとともに、「出資自治体への財政悪化要因にもなりかねないとして、引き続き経営の合理化を求めていく」としている。 |