時局講演会~百年続く経営のために~

時局講演会第一弾『大ぼら吹いて実現しろ!』【2012年4月27日】

「米から麦は生まれない」

4月27日(金)19:00から21:00まで新仙台ビルディング3階会議室で時局講演会の第1回目が開催されました。50名を超える多くの方々が参加され、会場は熱気で溢れていました。今回の講師は、株式会社小松島ホンダの取締役会長 小山正彦氏です。小山会長曰く、商売の秘訣は「お客様からお金を頂き、常に勉強する姿勢(謙虚な心)」であり、また、「お客様同様に社員を大事すること」であると講演されました。 特に印象に残った言葉として“企業の財産は人財”であり、例えとして『米から麦は生まれない』すなわち「米の苗を丹念に育てれば、秋に上等な米が収穫できるが、放置しておけば売り物にならない米しか収穫できない。かといって放置しても収穫できる麦には米の苗は絶対になれない」ということ。会社が火災に遭い危機的経営状況でも困難を乗り越えられことは、お客様の心温まる応援と人財(社員)の協力があったからこそと話していたことです。

「後継者育成と失敗を奨励する社風」

また、経営継続のためには「重要な仕事は後継者を育成すること」であり起業から50年を越え事業承継もされ、無事終えられた小山会長の言葉の重みを感じました。 「後継者を育て、道を譲る勇気と決断はお客様のためでもあり、社員とその家族の人生と生活を守るためでもあり、この責任を経営者は自覚し、何歳で譲るかを定め後継者を育てることが必要である。」と話していました。
最後に小山会長から「成功とは一生貫ける仕事をもつこと、そのために遣り甲斐を自分で見つけ、失敗を恐れず次のことへと取り組んでいく行動力が重要である。」それはまさに、本田宗一郎氏の「失敗を奨励する社風」そのものを実践している事だと感じました。

時局講演会第一弾『大ぼら吹いて実現しろ!』【2012年4月27日】

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